「俺と…結婚してください!」
「うん、今の無し。」バシッ
「「えぇえ!?」」
総八が良平兄さんに頭を叩かれた。
「お前は馬鹿か…?」
「考えに考えた答えですが!?」
「聞こえなかったか、お前は馬鹿だ。」
「肯定になった!?」
総八と良平兄さんが私の目の前でワーギャーと騒いでいる。
しかし、私はそれどころじゃない!
「結婚ってなに!?」
「千鶴、うるさい。」
「いやいや良平兄さん!?うるさいじゃないから!」
「いいから、今のは聞かなかったことに「「何故になくすの!?」」
私と総八の突っ込みがはまった。
2人で突っ込みを入れたことで一瞬、空気が止まったが、はぁ、とため息を吐いた良平兄さんによってまた会話が始まった。
「とととにかく!わかりやすく説明して!」
「わかりやすくって…そのままの意味だよ?」
「…余計わかんねぇだろ。」
「わかんない!」
私と良平兄さんにそう言われ、総八はうっと困った顔をしたが、少しの沈黙後話しをしてくれた。
「千鶴と別れた後、良平先輩に会ったんだ…。」