どうして、あなたがここにいるの…?
私と、来訪者である総八は、玄関から部屋に移動した。
目の前に総八がいる。それだけで、また胸が痛む。
私は自然と下を向いていた。
沈黙が続く。
「お前ら、いつになったら話すんだ…?」
だから、なんであなたがいるの!?
胸が痛んでそれどころじゃないが、一つそう突っ込みを入れたい。
総八の横には何故か良平兄さんが座っていた。
「そ、そうですよね…!何の為に来たのか…わかんなくなりますもんね…。」
総八はそういうと、スーハーと深呼吸をして、こちらを見た。
「秋月千鶴さん…俺と……俺と…俺…と…。」
段々声が小さくなっていく総八。
次の言葉は…なに…?