「だから大丈夫。俺でどうにかするよ。」
「諦めるの…?」

諦める…?

俺は答えられなく、苦笑いを浮かべた。
千鶴のことは好きだ。
だから諦められる訳がない。
だけど…。

それからは、里香も創も何も言わなくなって、そのまま別れた。
俺は相変わらず、公園で考え事だ。

時が戻ればいいのに。

今こそこんなに強く思ったことはなかった…。