地面に1人、造り笑顔の美可を置いて、観覧車は回り始める。 きっと私の思い、望む結果は待っていなくても、美可が応援してくれてたんだ。 後にはひけないや。 「純、話があんねんけどさ…」 「おー?どうした?」 純…落ち着いて…ね。 あなたの大好きな女の子と、離れてしまうとしても…。 「あたしら、引っ越すねん」 「…ま…じで?どこに?」 「東京や」 案の定動揺してる。