「てかな、美可!きいて!ちょうど私も明日純誘って告ろうとしててん!」


私は美可にそう言った。


「へー( ・∀・)」


平気な顔をするが、やはり表情は固まる。
だって、私知ってるんだ。
美可も純が好きだってこと。
私と違って誰とも付き合わず、告られては片っ端からフって純だけを見ていたことを。
私より美可の方が純を思う気持ちは大きいだろう。

でも、美可には負けたくない。そう思うといやな言葉が口をついてでる。


「でも3人やろ!?だから、美可には悪いけど、どっかで席はずしてほしいねん!…観覧車とか?」