次の日。

10時に遊園地集合の約束をしていたが、はりきってしまったバカ2人は9時についてしまった。


「美可、早よ着きすぎたな~」

「せやな」

「お姉ちゃん今日がんばる~」

「すげーがんばー」

「美可今日も可愛いね~」

「せやろー」


最後の一言は絶対に言われたくない一言だった。
なぜなら白いワンピースを着て、ヒールの低いパンプスを履いて、色素の薄い栗色の髪をふんわり巻いた姉は天使そのものだった。

それに比べて自分は結局悩んだ末いつもと変わらないユニオンジャックをあしらった黒のドルマン風トレーナーにチェックのスキニーになってしまった。靴はというと黒色のヒールが9cmもあるツッカケだった。


正反対だ。(笑)