朝起きると、直哉の顔が目の前にあった。 『ぎゃあっ!?』 なんとも女の子らしからぬ悲鳴をあげ、私は跳ね起きた。 「可愛くねーな。さっさと起きて弁当作れ。」 『ブスに可愛さ求めないで!』 寝起きとは思えない鋭いツッコミをいれ、ベッドから起きる。 どうせ毎日自分の弁当を作ってるのだから、別にいいか。 「ついにブスであることを認めたか。」 したり顔で呟く直哉は放置しておいて、台所へ向かった。