『あ、すいません。つい…』 怒られることを予想して、直哉を見上げると、 「いや、その方がいい。」 意外な言葉に、また、戸惑った。 「一緒に住んでるのに敬語は堅苦しいだろ?」 『…確かにそうですね。次から直します。』 「おー。」 直哉は席を立つと、箸と皿を流しへ持って行った。