『…はあ。』 借金がどうやって儲け話になったんだろう…。 よくわからないながらも相槌を打つ。 「俺がこっちに住みたいと思ったから売ってきただけ。家具だけ持ってきた。」 『なんで急に…』 意味が分からず、思わず聞き返した。 すると突然、直哉は顔を赤らめて、 「…お前が心配だったからだよ。言わせんな恥ずかしい、」