まあ鼻血は開き直って垂れ流しにすることにした。 下向いてればスーツにはつかねえしな、 「あ¨?いくらだ?」 「一千万円ほどお持ちしました。」 「おーそうかそうか。まあ上がれよ。」 チンピラは嬉しそうににやけながら、事務所のドアを鍵で開けた。 それから、振り向いて俺に汚ったないハンカチを渡してくる。 「床に血がついたらまずいからこれで抑えてな。」 「…ありがとうございます。」 ずいぶん優しいな、こいつ。 ますます雇いたくなってきた。 俺は素直にハンカチを使って鼻を抑えた。