「んじゃーな。大人しくしてろよー。」 ぶっきらぼうにそう言いながら、おそらくルイヴィトン製であろうビジネスバックをひっつかんで出て行った。 ヴィーン ガチャリ。 どうやらこの部屋はオートロック式らしい。 さすが金持ち。 私は心の中で呟いた。 『…さて、そろそろ起きよー。』 今度は心の中ではとどまらず、自然と口から言葉が零れる。 …静かすぎるのはあまり好きじゃないし。 「ニャーン」 『…んっ!?』