このドアを開けないことには、いつまでも状況はこのまま。

だったら、

『もうどうにでもなれ!!』

私はドアを開けてしまった。

そこに広がっていたのは、家具が消えた私の家。

玄関には靴の代わりに封筒が置いてあった。

私は封筒をひっ掴むと無造作に封筒を切り、便箋を取り出した。