魔法都市カルベローナには数え切れないほどの古い言い伝えが存在する。年数を重ねるごとにそれらは廃れていき、人々に信じられなくなっていった。誰も読まなくなった文献がただ保管されている状態だった。
その言い伝えの中に「眠りの森シュリューゲン」がある。
カルベローナの近くに広がる森がまさにそれなのだが、眠りの森シュリューゲンの中心に白い教会があるというのだ。
だが、今まで人々が調査に調査を重ねたが一向にそんなものは見つからず、いつしか言い伝えはデタラメだと言われるようになってしまった。
人々は知らない。
シュリューゲンには確かに教会があることを。
そして、そこに眠るヒトがいることを。
人々は知らない。
プロローグend
