「その制服、青桜だよね。
あたしも青桜に通ってたんだよ」
「え……じゃあ、もしかして……」
男の子はまじまじとあたしの顔を見つめた。
……何だろう……。
あたしが不思議に思っていると、突然男の子は「あ!」と声を出して、何かに気づいたようにあたしを見た。
「もしかして……高瀬先生の恋人……!?」
「え………」
予想外の言葉が発せられ、あたしは戸惑った。
「えっと……どうして……」
「六年前にインターハイに行った時の写真を部室に飾ったんですよ。
俺、目標にしようって毎日のようにそれを見てたから……。
何で気づかなかったんだろ……」
目標……。
……そっか。
あたしはその言葉を聞いて嬉しくなった。

