青空バスケ―3rd―

大和side

俺は監督からのメールを見た後、病院に向かって走っていた。


『飛田が病院に運ばれた』


そんなメールを見たら、飛び出さずにはいられなかった。

何があったんだよ……。

事故?

それとも病気……?

嫌な想像が俺の頭の中を駆け巡る。


病院の自動ドアを抜けると、すぐにイスに腰かけている真鍋と秋山の姿を見つけた。


「先生……」


俺に気がついた二人が立ち上がった。


「飛田は?」

「ヒロは……まだ診察受けてます……」


真鍋がうつ向きながらそう言った。


「……何があったんだ?」


俺がそう聞くと、完全に黙りこんでしまった真鍋に代わって秋山が口を開いた。