青空バスケ―3rd―

大和side

蓮がボールをドリブルしながらじっと俺の動きを見つめる。


これは単なるお遊び。

だけど……負けるわけにはいかない。


「お前、目が本気すぎ」

「アイツに負けるとこなんて見せらんねぇから」

「本当、ベタ惚れだな」


そう言って蓮は小さく笑いながらチラッと栞奈のいる方を見た。

……その瞬間。

蓮がドリブルをする手が止まり……ボールがコロコロと転がっていった……。


「……梨子……」


その言葉にビックリして、俺が蓮の視線を辿っていくと……確かに汐谷さんがフェンスの向こう側にいた。


蓮は動きを止めて……驚いたように汐谷さんの方を見つめていた。