栞奈side

日曜日。

青空が広がっていて、とてもいい天気。


「絶好のバスケ日和だね!」

「だな」


大和が微笑みながらあたしの方を見た。


「全部上手くいくといいけどな……」

「……大丈夫だよ。
……きっと」


大和はポン、ポンとあたしの頭を撫でると、集まっているみんなの方へと歩いて行った。


「高瀬先輩!!」

「翔太!
久しぶりだな」

「俺、今日こそは高瀬先輩を倒すために仕事ほったらかしてバスケやってました!」

「……いや、仕事しろよ」


花井君は相変わらず元気そう。

大和の周りをひょこひょこしてる。