「やっと起きたか」

「大和……?」


えっと……何で大和が?

痛む頭で一生懸命考えていると、大和は小さく笑いながらベッドの端に腰かけた。


「飲みすぎだ、バカ」

「え……?」

「蓮が言ってた。
ハイペースで焼酎ロック二杯。
その前にも何杯かビール飲んで……焼酎飲んだ後もハイボールを……」


あたし……一体どれだけ飲んだんだろう……。


聞いてるだけで頭が……


「はい、水」

「ありがと……」


大和が持ってきてくれた水を飲み、一息つく。


「俺が来た頃には潰れてたからな、お前」

「え……そうなの?」


覚えてない……。