「どうしたんだよ、蓮」 「んー……水」 「……俺はパシリか」 そんなことを言いながらも、コップに水を注いで蓮に渡してやる。 蓮はそれを一気に飲み干すと……虚ろな目で俺を見た。 「……気持ち悪い」 「は!?」 「無理……出る」 「出すな! ちょっ……トイレ行け! トイレ!」 蓮がゆっくりと立ち上がり、フラフラとした足取りで歩き始める。 「トイレ……」 「違う!そこは台所!」 「無理……」 「ちょっ……そこで出すな!!」