青空バスケ―3rd―


24年間、一度も他の女を見たことなんてなかった。

俺にとっての特別は……いつでも栞奈で。


栞奈の声を聞くだけで、不思議と力が出て試合に勝てたり。

栞奈は……いつでも俺を支えてくれていた。


試合の時はそばで応援しててくれた。

暁弥が部活を辞めてしまった時は……一緒に落ち込んだ。

俺が部活に来なくなった時は、俺のために涙を流した……。

高二の時、暁弥が辞めた真相を知った時は……一緒に驚き、何で気づいてやれなかったのかと後悔した。

高三の夏……夢だったインターハイ出場が決まった瞬間、涙を流しながら喜んでくれた。

卒業式の後……鳴瀬先輩達が来て一緒にバスケをした時は、笑顔で俺達を見守ってくれていた。

大学に入って俺が教師になりたいと言い出した時は、俺の夢を応援してくれた。


俺の人生の中で本当に大切な……愛しい存在。


もうきっと……他の誰に対しても、そんな感情は抱かないだろう。


栞奈以外の……誰にも。