青空バスケ―3rd―


「そうだ、先生」

「何だ?」


俺が聞くと、飛田は思いもよらぬ言葉を発した。


「栞奈さんに伝えてくれますか?
ありがとうございました、って」

「え………」


栞奈……?

何でアイツが……。


「……会ったのか?」

「はい。
昨日、たまたま。
栞奈さんだって知った時はビックリしました」


栞奈が飛田に……。

……そうか。


「ある人に教えてもらったって……栞奈のことか」

「すごく良い人でした。
先生のことも聞きましたよ」

「俺のこと……?」


俺が聞き返すと、飛田はゆっくり頷いた。