それから三ヶ月、絢華ちゃんがファミレスへ来ることはなく、少しずつその想いも薄れていった。
でも顔を見ると、やっぱりダメなんだ。
イブの日、食事をしに来ただけじゃなく、旦那の優太くんと息子の蒼太くんも一緒に休憩室に入ってきた。
久しぶりに会った絢華ちゃんに、またどきどきした。
高鳴る胸を押さえて、いつものごとく平静を装いながら声をかける。
「あれ、絢華ちゃん?どうしたの?」
「あ、隼人さん、こんばんは。ちょっと話があって」
進藤さんも一緒に、わざわざこの場所に入ってきたんだから、きっと大切な話だろう。
「俺、席外す?」
「いえ、いてもらってかまいません」
「そう?」
上げかけた腰をまた下ろし、そのまま絢華ちゃんの後ろへと視線を移す。
すると……
優太くんが一歩前に出て
「いつも絢華がお世話になってます」
と丁寧に頭を下げた。
この瞳……正直苦手だ。
何でも見透かしていそうな瞳。
きっと彼は気付いてる……
俺の、絢華ちゃんへの想いに。
でも顔を見ると、やっぱりダメなんだ。
イブの日、食事をしに来ただけじゃなく、旦那の優太くんと息子の蒼太くんも一緒に休憩室に入ってきた。
久しぶりに会った絢華ちゃんに、またどきどきした。
高鳴る胸を押さえて、いつものごとく平静を装いながら声をかける。
「あれ、絢華ちゃん?どうしたの?」
「あ、隼人さん、こんばんは。ちょっと話があって」
進藤さんも一緒に、わざわざこの場所に入ってきたんだから、きっと大切な話だろう。
「俺、席外す?」
「いえ、いてもらってかまいません」
「そう?」
上げかけた腰をまた下ろし、そのまま絢華ちゃんの後ろへと視線を移す。
すると……
優太くんが一歩前に出て
「いつも絢華がお世話になってます」
と丁寧に頭を下げた。
この瞳……正直苦手だ。
何でも見透かしていそうな瞳。
きっと彼は気付いてる……
俺の、絢華ちゃんへの想いに。


