不器用な恋人2【短編】


佳世は耳の先っぽまで真っ赤にして…


「“あれ”なの………………」

「…──ぁ!!」




ここで「“あれ”ってなに??」と聞いちゃう程、ボケてもないし純でもない。



月に一回くる女の子特有の“あれ”ですな…………。。





「だから、いやじゃないけどダメ」

「…はい」




意識に反する生理現象とはいえ………

今の俺には拷問だ。。。

“自己処理”ってか!?!?

………寂しすぎる(泣)





「今度ね(笑)」


そう言って、照れてはにかんで笑う佳世。


この笑顔がヤバいって事に…もうそろそろ気づいて欲しかったりする男心。


まぁ……
佳世に言っても無駄そうだけどさっ。






「じゃ…今日は………」



もう一度唇を重ねた。