私の婚約者は特殊捜査官

・・・

隆弘の言葉に、

変な汗が流れた。

・・・

「秀に手出しはしないで・・・

私を人質にできてるんだから、

それだけで十分でしょ?」


「貴女だけじゃ足りないんですよ。

それに秀だけでも・・・ね?」


「どういう意味?」


「あわよくば、

誠さんにも、タップリ苦しんでもらった後に、

死んでいただければ、

私の願いも達成できると言うもの」



「・・・頭、

おかしいんじゃない?」


「お好きなように言っていただいて

結構ですよ・・・

どんなに足掻いても、

貴女は今、私の手中にあるということを、

頭に置いておいてください」