「…相・・馬」

・・・

そう言ったのは秀・・・


・・・

秀の目線の先を辿ると、

手錠をされた隆弘の姿がそこにあった。

・・・

その横には、

…理子の姿も。

・・・

「…理子・・さん」

私の言葉に、

理子は優しく頬笑んだ。

・・・

理子は、隆弘を連れて、

こちらに向かって歩いてくる…

・・・

その時だった。

・・・


隆弘が不審な動きをしたのは・・・!!



「琴美!」

秀は私に覆いかぶさるような形で

倒れこんだ。