「・・ん」

やっと目が覚めた私は、

お姫様のような可愛らしい部屋に、

驚いた。

・・・

ここはどこ?

そっと起き上がった

私の目に飛び込んできたのは、

パッと見、

綺麗な女性に間違えてしまいそうなほど、

綺麗な顔立ちの男の人。

・・・

「目が覚めましたか?

私の部下が、手荒な真似をしたようで、

申し訳ありません」

そう言って頭を下げられ、

ちょっと戸惑った。

・・・

黒ずくめの男が、

相馬隆弘様と言っていたけど、

この人がそうなのかしら・・・

私は迷わず、その人に名前を尋ねた。

「貴方が、相馬隆弘さんですか?」

・・・