「・・・まぁ、いい。

琴美の事は、君に任せたのは、

私ですからね・・・

その仕事も、あと少しですから・・・

宜しくお願いします」


「・・・はい」

・・・


簡単な食事を済ませた私は、

自分の部屋に戻る。

・・・

帰りは、秀が私を支えて歩いてくれた。

・・・

「…は、橋本さん」

「・・・何か?」

・・・

秀・・・

そう呼びたいけど、

マズイ・・・よね?

「相馬は今からもっと、

怖い事を企んでる・・・

私に何かありそうな時は、

私の事なんて放っておいて、

貴方は先に逃げてくださいね」

・・・

秀には、

死んでほしくなんかない・・から。