・・・

「まだ、何か、企んでるの?」


「当たり前じゃないですか?

大河内秀だけが死んだところで、

私の復讐の半分も終わってない。

まだ、琴美、貴女も、

そしてあなたの父、誠さんも、

死んでいただかなければ…」

そう言って満面の笑みを見せた。

・・・

私はその場に座り込んでしまいそうになる。

・・・

「大丈夫ですか?」

そう言ってすかさず私を助けてくれたのは、

・・・秀。

・・・

自分の部下の行動に、

驚きを隠せない隆弘。

「橋本、何をしてるんですか?」

「…こちらの方のお世話を、

任された身・・・

それを実行に移したまでです」

そう言って、

真剣な表情で言った秀。