太陽と光



「あ、ひーちゃん!明里ちゃん!大変!裕大が…」







え?


太陽が、走ってきたためか 息切れしていて、聞き取れなかった。






「太陽、ゆっくり…」







「裕大が、部活中にケガして 今保健室にいる!」







裕大が!?




私は、太陽が何かいいかけていたけど それをスルーして、保健室へと向かった。







――――…







「裕大!」



勢いよく保健室のドアを開ける。







「よっ!部活中に顔面にボールが飛んできてな!」






あ、サッカー部だもんな…






って!



「それだけ!?バカみたい…」







「来てくれて嬉しいーっ」







気持ち悪い。

その後ろには、明里がいた。





「んもぉー!入江くんったらぁ…。ケガしたって言うから…」








太陽が、やっと来た。



「ごめーん!つい大袈裟に言っちゃったけど、ケガしたての時は 鼻が紫になったぐらいだったんだよぉ…」








なんか、どっと疲れた…





ホッとしたような感じ…







「光。誤解するだろーよ…そんなに一生懸命になったら…」






裕大が急に、訳の分からない事を言った。








鼻打っておかしくなった?




「一生懸命になるでしょ!友達がケガしたって聞いたら、一生懸命になるでしょ!…ね?明里」






「ほーだよ!」







裕大…どうかしちゃった?



…ギュッ――――――…








いきなり裕大が、飛び交うように 私に抱きついてきた。




「どうしようもなく 光が好きなんだよ…」