「お母さんごめんなさい・・・

失礼します」

・・・

いつまでもこんなとこ、見ていられない。

私はカバンを持つと、

足早にレストランを出ていく・・・

その後を追うように、

浩輔は私を追ってきた。

・・・

「穂波」


「・・・」


・・・?!!

浩輔からの逃げようとしていたら、

誰かとぶつかった。

「すみません、大丈夫ですか?」

そう言って私を起こしてくれたのは、



「高木 凌也」


「…穂波・・・泣いてるのか?」


・・・


「穂波!・・・あ」

凌也に気付いた浩輔。

・・・

私が泣いてる原因が、

浩輔だとわかったのか、

凌也は浩輔を睨んだ。