し・・・

信じられないコイツ。

いつの間に、そんな根回しを

していたのか・・・

・・・

大きな溜息をついた私に、

浩輔はもう一つ爆弾を投下した。

・・・

「それから、明後日、

オレの両親に会ってもらう」


「・・・へ?」


「オレに恋人が出来たと言ったら、

会わせろとうるさいんでね?

穂波はただ黙って笑っていたらいいから」


「ちょ、ちょっと、

そんな勝手なこと言わないでください!!」


「反論は受け付けない。

オレとお前は、

すでに契約を交わしてるんだから」


「・・・」

・・・

言い返す言葉が何もなくなってしまった。