・・・

父が言ってる事は、

あながち間違いではないのかもしれない。

・・・

この仕事を続けていくなら、

女一人より、

男の助けも必要だろう。

高木の会社を立ち上げ、

あそこまで大きくしたのは凌也一人。

何の助けも借りずあそこまで

大きくした凌也なら、

私の最高のパートナーになるかもしれない。

・・・でも、

私は人間として、

凌也を一人の男として、

愛してなどいない。

・・・

私が愛してるのは、

浩輔。

ただ一人・・・

全く業種の違う彼だが、

それでも、

男として、人間として、

彼は最高の人だと思うから。

だから・・・

この話は受け入れられない。