その後ろから、

これまた一体何歳なんだ?

と言うほど若々しいイケメンが一人。

・・・

「穂波に父、和弘です。

今回うちの妻が何やら変な事「あなた!」


・・・

最後の方は、

お母さんの声に遮られ、

よく聞こえなかった。


「初めまして…と言うべきでしょうか?

こうやってちゃんとお話しするのは、

初めてなので」

オレの言葉に、

優しく微笑んでくれた両親。

・・・

「早速なんだけど、

書類は持ってきてくれたかしら?」

そう言ったお母さんに、

オレは二つの契約書を見せた。

・・・

ずっと保管していた物と、

新に凌也が持ってきた契約書。

・・・

お母さんは真剣な顔で、

書類に目を通していく。