「朱里ーっ、行くよ!」 「あ、うん!」 ───────────────────────────── 「I want you!I need you! I love you!」 男子組は元気に、今流行の アイドルの曲を熱唱していた。 もう、ここに来てから 4時間は経過していて、 外はすっかり暗くなっていた。 「次どこ行くー?」 テンションMAXの信五くんが 大声で叫ぶ。 「花火したい!」 芽以が叫んだ。