"ゔーゔー。ゔーゔー。"
あー、うるせぇ。
っていつもは思うんだけどー今日は別!

何故かと言うとぉ
今日は入学式!!

そ。
でも高校のだからね!

ゥチ、坂田美姫は今日から皐月学園の1年生。
入るのは簡単だった。

ゥチのお父さんが学園長だからテストとかしないで入れた。
本当は違う学校よかったんだけど...。

だって自分の親がいつも学校にいるんだよ?
高校生だしぃイロイロ楽しみたいじゃん!
最初怒ったけど今あんま気にしてないかなぁ。

でも皐月学園は馬鹿な学校だから結構不良とか居るんだよね。そこはいいとしてぇー

遅刻しちゃう!急がないと!

はぁはぁ。
疲れたよー。学校はめっちゃ近いて訳じゃないんだけど何故か歩き。

って、えぇー!
この学校こんなんだっけぇ!?

髪は染めてる人、ネックレスも指輪とかジャラジャラ付けてる人ばっかじゃん!

あーぁ。
何故か回りを見ても男ばっかりだし。

ちょこちょこ女は居る。
見えなくても何かキャーキャー聞こえる。
ゥチはそういう女嫌い。
何かイラつくんだよね。男べったりとかあり得んし。

ゥチは別に男は苦手じゃないし嫌いでもないだけど...。
恋愛経験なしです!
何かそういうの面倒くさそぉだし。

て、考え事してたら

「キャッ!」

誰かにぶつかちゃった。
ど、どぉしよ。ここ謝るべき?
でもちょっと待ってこの人背高過ぎぢゃなぃ!?

ゥチは165で女の中では結構高い方だけどぉこの人やっば。
謝るの忘れてたぁ!

「人にぶつかっといて謝りもしねぇとかあり得ねんだけどぉ?」

今謝ろうとしたのに..。

「す、すみません。」

「はぃはぃ。分かったから早く俺の前からどいてくれん?」
何この人ぉ!?

何様のつもりぃ!?ぅっぜぇな。

ぁっそうだ。
ゥチ心の中ではこんな風に思ってても面と向かって言えないタイプなの。
そこがゥチの短所かな。

だからゥチはおとなしくどいてやった。
まっいっか、あんな人ほっとけば。