いや、だってありえます?この人ごみの中に最初のヒントマンがいるんだよ?

「ありえねぇ……」

夏騎も同じこと思ってるし……

紙にはこう書いてある。

『ヒントマンの名前は「スターボックス」さぁ、頑張って捜したまえ』

スターボックス……星の箱……

「この学園に星の箱なんてあるっけ?」

「星座部にあるかもな?」

星座部の部室に言ってみることにした。

---ガラッ

「あっ、いた」

た、単純……

「おぃ、ヒントよこせ」

夏騎、言い方ってもんがあんでしょ!!

「では、ババ抜きに勝ったらやろう」

子供かっての……

でもあたしは、ババ抜きが得意。

「夏騎、あたしがやる」

「勝てよ」

あたしを誰だと思ってんの!?

ババ抜きで負けたこと、1回もないからね!

---10分後

「勝った~♪」

どんなもんだ!

「うぅ~、ヒントをやろう」

紙には

『卵頭=光ってる』