私はしがない執事です



「新城さん、申し訳ありません!!」




テーブルに料理を次々と並べている新城さんに私は頭を下げて謝った。




「おやおや…構いませんよ。それに私が先にお腹が空いたもので、いつもより早めに料理を作って食しただけですから」




そうしてニコリと笑う新城さん。


あぁ…椿君が嫌いなのはこの笑顔かもしれない。


本当は雅ちゃんや椿君と食事を一緒にするのを避けたんでしょう?


多分次に新城さんが語る事は―――…




「野菜の種が無くなってきたので、買い出しに行ってきます」




ほら、やっぱり。
屋敷から出かけることだ。



この瞬間、私の中で予想から確信に変わった。