私はしがない執事です



「良かったね、雅ちゃん」



「うむ、妾は幸せ者じゃな」




そうして雅ちゃんは綺麗に微笑んだ。


あ、まただ…
雅ちゃんは首もとの赤いペンダントをいじっていた。



椿君の話をすると雅ちゃんは無意識なのかよくそれをいじる。


だから、ほんの少し何気なく聞いただけだった。他に意図なんてまるでなかった。




「雅ちゃんってソレ、よくいじるけど椿君から貰ったの?」




私はペンダントを示す。


すると…




「そ、そうだ妾は今物凄くトイレに行きたかったのだった!!コレは緊急事態じゃ!!新幹線というものの速さで言ってくる!」




そう言うと雅ちゃんは慌てて出て行ってしまった。



聞いたらまずかったんだ…
悪い事したなぁ…