私はしがない執事です



「妾も」




ずっと黙り込んでいた雅ちゃんがポツリと小さな声で何かを言った。




「ん?どうしたの?」



「妾にも話せと言うとるのだ!」




お嬢様は大変ご立腹であったまる。



どうやら雅ちゃんは私と椿君ばかりが話しているから面白くないらしい。
つまりは寂しがっているのだ。


それを理解した私は雅ちゃんに質問する事にした。




「じゃあ、雅ちゃんって椿君のどこを好きになったの?」




やはりコレは定番でしょ。


すると途端に雅ちゃんがうんうん悩み出した。照れると思ったのだが、意外だ。動物園に行った時はこの手の質問で照れてたのに。


まぁ、免疫がついたのかもしれない。

雅ちゃんはこう見えてもう19だ。大人だと言われてもおかしくない年齢だしね。