「…お待たせしました…って何破片触って片付けちゃってるんですか!?」
見ると破片はテーブルの隅っこに重ねて積み上げられていた。
「しかもあー!
椿君やっぱり手、切ってるし……だから動かないでって言ったのに!」
何で聞いてくれないかな。雅ちゃん心配してるじゃないか。
「俺は構いません。それより雅がケガしたら困るので先に破片を片付けて下さい」
いや、立派だよ。
紳士だよ。イケメンだわさ。
…けどね?
「椿君のバカ!
雅ちゃんの為を思っての行動でも雅ちゃんに心配させたら意味ないんだからね!」
私は雅ちゃん離れててと一言言って先に傷口をティッシュで押さえている彼の手を取り、ポケットに入れてあった絆創膏を貼った。
……もしものために常備しといて良かった。
あ、コレは私がドジだから常備しているというわけでは無いからね。断じて。


