私はしがない執事です



「新城は瑠璃殿に色目を使うでない!妾のものじゃ!」




雅ちゃんの所有物なら大歓迎だ。




「やれやれ…お嬢様といい瑠璃さんといい……モテる私はなんて罪深いのでしょうか」




うっぜぇ―――――!!


コレはない。絶対無いわぁー…




「む。
なら新城はどうなのだ?」



「お嬢様は胸が足りません。瑠璃さんは愛してます」



「口縫うぞ」




また雅ちゃんの前で余計な事を…




「瑠璃さんの唇でぜひ」



「雅ちゃん今だ。行きなさい!」



「うむ。了解した!」



「うわっ……お嬢様はダメです!椿様に殺されます!」




一回殺されろ。そしてその煩悩を無の境地で捨ててこい。



――とまぁ、雅ちゃんの告白を知った今。前より明け透けな感じで今日も仲良く過ごしています。