私はしがない執事です



そして私はと言うと…




「パニック!!」




壊れていた。




「大丈夫ですか?添い寝しましょうか?」



「結構です」




現在夕飯を食べ終え、新城さんと二人洗い物をしていた。
雅ちゃんはというと、ソファでゴロゴロ。
何やら携帯をピコピコしていた。携帯に着信があってからずっとあの調子である。


メールをしているのだろうが…相手は椿君なのかな?



彼は彼で忙しいらしく、習い事をたくさんしているらしい。
だからメールや電話は時たましか出来ないとか。
家に遊びに来るのも月一回。午前中から夕方くらいまでが彼の精一杯らしい。


そしてそれを後で聞かされて…引きとどめてしまったことに少し罪悪感を抱いた私だった。