あたしは言った。





「命を授かった時、喜びと同時にあなたに感謝しました。



あたしが母親になるまで分からなかった、あなたの気持ち。





たくさんの迷惑とちょっとしたことでの反抗、

その度にあなたを傷つけていた。





辛い時、悲しい時・・・

どうして、あたしは産まれてきたんだろうって思ったことさえあった。




でもそれは簡単なことだったんだ。


あなたが・・

お母さんがあたしを望んでくれたから、あたしは産まれてきたんだ。


お母さんがあたしを愛してくれたから、あたしは今もこうやって生きている。





お母さんの愛に気付くのに長い時間がかかってしまった。


それでもお母さんはずっとあたしの味方でそばにいてくれた。



あたしはそんなお母さんになりたいんだ。



お母さん、ありがとう

・・・愛してる」