「ハ････ハル････君。」
「なに？クラス委員。」
「実は、怖くて。私。
ミライがいきなり袖つかんできて、
それで、こっからおとされたくなかったら
質問に答えろって言ってｋ････」
「俺、つけてきたって言ったよね？
全部見てたし聞いてたけど、
ミライはそんなことやってなかったよ。
な、ミライ。」
「うん。サヨさ、いったん落ち着こうよ。
あんたの疑問は解決したでしょ。
私は教室に戻るけど、サヨはどうするの？」
「････！」
サヨは、渡り廊下の窓を開けた。
「ちょ、サヨ！」
「おい、クラス委員。そんな演技で俺が動くとでも思ってんのか？」
「！？････ばれてた？」
「あ、そっか、
サヨの運動神経ならこっから飛び降りても無事か。
ついつい心配しちゃった。」
「私も教室に戻るわ。チャイムが鳴ったし。」
