褪せた安らぎを追い求めてみたの


 だけどそれはうまくいかなかったみたいね


 私は一人頬杖をついて

 
 ぼんやりと雨の夕暮れを見詰める


 ここに君がいたら


 真夏の太陽みたいな あの強烈な笑顔で


 助けてくれるハズなのに


 呼び出す勇気のない心が


 小さく萎縮して震える


 携帯電話は机の上