「あぁ!?どういう事だ!?」





『僕にそんな口の聞き方していいのかなぁ~♪』




「だから何?俺はもう外に出てて自由なんだわ…バカじゃねぇの」





『バカは君だよ…僕がそう易々と君を逃がすような真似はしないよ…』




「何が言いたい!!」






『人質をとらせてもらったよ…』



まさか…





俺の頭によぎったものがある…




そういやこいつ遥の携帯から電話かけてやがる…





もしかして…





「てめぇ…まさか…」




『そのまさかだよ~♪遥ちゃんを人質にとらさせてもらったよ~♪』





「てめぇ…」





『特別にこえを聞かせてあげるよ…』





すると男の声から泣きじゃくる遥の声に変わった…



「遥?」




『うっ…りょ…うた……助け…て…うっ』





遥…すまない…俺のせいで…

電話は男に変わり…

『どう君の今置かれてる状況が…』




「あぁわかったよ…んで次はどうすりゃいいんだよ…」






『それでいいんだよ…じゃあ第二回戦を開始するよ…まずはその目の前にある車にのって…』




目の前には車が一台止まってた…



「あぁ…わかった」




俺は車の扉を開け中に入った…




「んで、つぎはどうすればいい?」