LeliantⅢ


「……リっちー……」
「違うだろ」

 ぽつりと呟いたティルの頭に手を置いてから、俺はリーリアに向き直った。
 そして――跪く。

「リル様!?」
「これまでのご無礼、お許し下さい。リーリアント殿下」
「リル様ッ!!
 お顔を……お顔を上げて下さい! リル様!」

 だが、俺はそうしなかった。
 ただ、彼女に傅いた。


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