「……待て」
五日後。帝都に戻った俺たちは、ヴォウフォーグ退治の報奨金(強力な怪物を倒した場合、国からの依頼でなくても出る)を受け取りに帝宮へ来ていた。
……とは言っても、一般用の出窓みたいな所だけどな。フォグが受け取りのサインをして手続きも終わり、平和に帝宮を去ろうとしたところだった。
「リルベルト・ディーマス。こっちだ」
何となく面倒な予感がしたが、付いていった。リーリアを含めて、仲間を残して。
連れて行かれた先にいたのは……
「何の用だ? ドルメット将軍様」
「煩い。呼びたくて呼んだのではない」
ドルメットは不快そうに言い、俺に包みを差し出す。
「リーリアント様の為だ。受け取れ。拒否は許さんぞ」
中を開いて、俺は言葉を失った。
「……ええと、返品は?」
「だから拒否は許さん」
俺は、溜息混じりに包みを懐に入れた。
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