楓が私の親友で良かったと
改めて思った。


「楓、ありがとう」

「どういたしまして。
また色々と話、聞かせてね?」


わざと意地悪な言い方をする楓。
だから、それに乗ったの。

「うん‼
彼氏のいない楓に、ノロケいっぱい
聞かせてあげる‼」

「ムカつく‼」


そんな話をずっとしていた。