【完】素直になれよ。





ちょっと待って…

なんかいかにもかっこよく守ってくれてるみたいだけどさ…


「なんで私があんたの妹なわけ?」


織川の腕の中で体をひねって彼を睨みつける。


「は?いまそんなこと言ってる場合じゃねーだろ?」


…だからなんでこう……織川って上から目線なわけ…?



「大体…いつまでこうしてる気よ!」



私は織川の胸を強く押して、自分から離した。


「いきなり抱きしめるなんて、どうかしてるんじゃないの?」


違う……どうかしてるのは、私の方だ。




さっきまで後ろに感じていた体温が

嫌なくらい身体中を駆け巡って
心臓をうるさくさせる。



変…変…。